雑多考察

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VRによるバリアフリーの可能性

バリアフリーというと皆さんは何を思い浮かべますか?

点字ブロックや手すり、階段と別に作られた緩やかな傾斜で車椅子でも登れるようになっているようなものを思い浮かべる方が多いかと思います。

 

バリアフリーはその障害に合わせて作られているため、違う障害を持つ方からすると、逆に邪魔になってしまうケースもあるそうです。

特に上記の中では点字ブロックは目の見えない方には、バリアフリーになっても、車椅子の方からすればあの段差は少し乗り越すのに苦労するそうです。

 

そこで、利用者によってバリアフリーが逆に障害となってしまうケースを無くす方法はあるのか考えると、VRなのかなと考えました。

 

経緯としては、VRが教育でどんな活用が行えるのかを考察している時に、VRによるバリアフリーも可能ではないかと思い、今回の話題として取り上げています。

 

VRによって出来る主なバリアフリーとして、外に出る事が出来ない方を対象としたものです。

VR映像は現実味が高いので、現実の動物園や遊園地などを360度カメラで撮影しVRデバイスを使って、その映像を本当にその場にいるかのように楽しむことが出来ます。これを活用する事で、外に出ることの出来ない方もそこにいるかのような体験が出来る、つまり、外に出ているように感じている訳ですから、一種のバリアフリーと捉えていもいいのではないかと考えます。更にVRが発展して、フルダイブ型ともなれば、現実世界と同じように身体自体を外に出しているように感じると思います。

 

次に、身体を動かす事の出来ない方を対象としたバリアフリーです。

これについては、フルダイブ型が完成しないとバリアフリーとしては成り立ちませんので、フルダイブ型が完成したとして考察を進めさせていただきます。

スポーツや現実世界を動いてみたいというのをVRにおいて実現する事が可能になります。

仮想世界内において自由に動き回れるため、バリアフリーの一つとして取り扱われてもいいのではないかと思います。

 

VRが現在、精神治療で使われることがあります。主に恐怖症や自閉症等々に使われ、対象となる精神病を軽減する事が出来る為使われていますが、VRが発展すれば上に挙げた2つのバリアフリーの方法や、目が見えない方に直接脳内に視覚情報を送り込んで現実世界が見えるように反映し、GPS機能などを使うようにすれば、もしかしたら、目が見えている時と変わらないレベルの生活を送る事が可能になるかも知れません。

 

目が見えない方からすれば、初めて来た土地を歩くのは怖いですし、危険性も慣れている道を歩く時より遥かに高いです。

これを先ほど述べた方法でバリアフリー化すれば、新しい土地に来ても、段差がどこにあってどこが危険なのかなど、目が見える状態と同じ認識をする事ができます。

よって、このバリアフリーの方法はとても有効であるように感じますが、脳と直接信号を送り込むリスクと、GPS等の位置情報把握と視覚情報の一致、更には脳に視覚情報を読み込ませる訳ですから、少しリスクが高いのかもしれません。

 

その他に、バリアフリーとして扱うものか分かりませんが、脳信号を理解して、ロボットアームを動かす研究がされていました。

結果的には、被験者の考えた腕の動き方通りに動きます。

よって、仮想世界で体を動かす事も、脳信号を理解し、機械のボディに接続する事で現実世界においても身体を機械ではあるものの動かす事が出来るのです。

 

脳信号の理解がフルダイブ型を実現する道にも繋がりますが、現実世界においてもバリアフリーの一つの手段として実現へ近づくものだと考えられます。

 

VRの可能性としてバリアフリーという選択肢もあるのだと、考察をしていて思いました。

しかも、VRの場合は1人ずつの障害に合わせた映像や信号を送ることでバリアフリーとする訳ですから、バリアフリーが利用者によって障害となるケースは殆ど無いのだと考えられます。

障害を持った方からすると、外に出る事やそれこそ動物園や遊園地などに行く事は難しいのかもしれませんが、VRを使う事で行った擬似体験が出来るのは精神的にもいいものなのかも知れません。

 

これからのVRの発展が促進すればする程、バリアフリーとしての進出にも繋がるので、VRの進出するのはその他にもあると思いますので、また気づき次第、考察したいと考えています。

 

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